スリット入りロングスカートって?まずは基本を知ろう

スリット入りロングスカートは、スカートの裾に切れ込み(スリット)が入ったデザインのこと。

この切れ込みがあることで足さばきがよくなって、歩きやすくなるんです!

スリットの位置で印象がこんなに変わる

スリットには主に3つの位置があります。

☑ サイドスリット(両サイドor片側)
最もポピュラーなタイプ。
カジュアルからきれいめまで幅広く使えて便利です。

☑ バックスリット(後ろ中央)
前から見るとスリットが見えないので、上品で控えめな印象に。
職場でも安心して着られます。

☑ フロントスリット(前中央)
個性的でモードな雰囲気。
ただし座ったときに開きやすいので注意が必要です。

スリットがあるとこんなメリットが♪

☑ 歩きやすさが格段にアップ
☑ 脚がチラリと見えてスタイルアップ効果
☑ 重たくなりがちなロングスカートに抜け感が出る

でも、風の強い日はスリットが開いてしまう心配があったり、深さや位置によっては下品に見えてしまうことも...

だからこそ、選び方が大切なんです!


失敗しないスリットの深さの選び方

スリットの深さは印象を大きく左右します。

ここでは失敗しない深さの選び方をご紹介しますね。

身長別で見る、ちょうどいいスリットの位置

155cm以下の方
膝下あたりまでのスリットがおすすめ。
深すぎるとバランスが悪く見えることがあります。

156cm〜165cmの方
膝上5〜10cmあたりのスリットが使いやすいです。
多くのスカートがこの位置に設定されています。

166cm以上の方
膝上10〜15cmのスリットでもバランスよく着こなせます♪ ただし深すぎると座ったときに開きやすくなるので注意を。

座ったときに開きすぎない目安って?

試着のときは必ず椅子に座って確認しましょう!

座ったときにスリットが太ももの中央より上まで開くようなら、ちょっと深すぎるかも。

膝上10cm以内のスリットであれば、座っても開きすぎることは少ないですよ。

何歳でも着られるスリットの深さ

「スリット入りって若い人向け...?」と思っている方、大丈夫です!

30代以降の方は、膝下〜膝上5cmあたりの控えめなスリットを選ぶと上品な印象になります。

バックスリットを選ぶのも◎ 前から見たときにスリットが目立たないので、落ち着いた雰囲気になりますよ。


下品に見せない!上品なスカートの選び方

スリットの深さだけでなく、素材や色選びも重要なポイントです。

素材選びで印象は大きく変わる

同じデザインでも、素材によって見え方はガラリと変わります。

上品に見える素材はこちら♪
☑ コットンやリネンなどの自然素材
☑ とろみのあるレーヨンやポリエステル
☑ ニット素材(秋冬)

きちんと感がありながらも柔らかい印象を与えてくれます。

避けたほうがいい素材
☑ 光沢の強いサテン(夜のお店っぽくなりがち)
☑ 薄すぎる生地(下着が透けやすい)
☑ 体のラインを拾いすぎるジャージ素材

特に薄い生地のスカートは、スリットから肌が透けて見えることがあるので要注意です...

色と柄で上品さをコントロール

上品に見える色

  • ベージュ、グレー、ネイビーなどの落ち着いた色
  • 白や黒(ただし素材に注意)
  • くすみカラー(モーヴ、テラコッタなど)

柄物を選ぶなら

  • 小さめのドット柄
  • 控えめなストライプ
  • 花柄は小花柄がおすすめ

派手な色や大きな柄は、スリットとの組み合わせで派手になりすぎることが...

最初は無地の落ち着いた色から始めると失敗しにくいですよ♪

スカートのシルエット別・相性のいいスリット位置

タイトスカート → サイドスリット
スリットがないと歩きにくいため、ほとんどのタイトスカートにスリットが入っています。

Aラインスカート → バックスリット
広がりのあるシルエットなので、前から見たときの印象を控えめにできます。

プリーツスカート → サイドorバックスリット
フロントスリットはプリーツのデザインとぶつかることがあるので注意しましょう。


体型別・似合うスリット入りスカートの見つけ方

自分の体型に合ったスカートを選ぶことで、より自信を持って着こなせます!

脚の太さが気になる方へ

☑ スリットは膝下あたりまでの控えめな深さを
☑ スリットの幅は狭めのほうがすっきり見える
☑ 色は暗めのトーン(黒、ネイビー、ダークグレー)
☑ スカートのシルエットは体にフィットしすぎないAラインやセミフレアがおすすめ

タイトすぎると脚のラインを強調してしまうので注意です。

身長が低い方でもバランスよく着こなすコツ

  1. スリットは膝下あたりまでの控えめなものを選ぶ
  2. ハイウエストのデザインで脚長効果を狙う
  3. トップスはスカートにインするか、ショート丈を合わせる
  4. ヒールのある靴を合わせる(歩きやすい高さでOK)

身長が低い方がロングスカートを着ると、スカートに着られている印象になることも...

上記のポイントを押さえれば、バランスよく着こなせますよ♪

お尻や太ももが気になる方の注意点

スリットが太ももの一番太い部分にくると、かえって目立ってしまいます。

おすすめの選び方

  • 膝下あたりのスリットを選ぶ
  • バックスリットで気になる部分をカバー
  • 腰回りがゆったりしたAラインやフレア
  • タイトスカートならストレッチ素材で体に優しくフィットするもの

インナー対策で安心して着こなす方法

スリット入りのスカートを着るとき、多くの方が気にするのがインナー対策ですよね。

レギンスやペチコートの選び方

レギンスを合わせる場合

7分丈や9分丈のレギンスがおすすめ。
フルレングスだとスカートとのバランスが悪くなることも...

☑ 色はスカートと同系色か黒を選ぶと失敗しにくい
☑ なるべく薄手のものでレギンスが目立ちすぎないように

ペチコートを使う場合

ペチコートは、スカートの下に履くインナースカートのこと。
レギンスよりも自然で女性らしい印象になります♪

☑ 丈はスカートより5〜10cm短いものを選ぶ
☑ スカートと近い色を選ぶと自然

スリットから見えても恥ずかしくないインナーの色

万が一スリットから肌着が見えてしまっても、色選びで目立たなくできます!

肌に近いベージュ系の下着を選ぶと、見えても目立ちにくいです。

白は意外と目立つので避けたほうが無難。
黒のスカートには黒の下着という選び方もありますが、透け感のある素材の場合は肌色のほうが自然ですよ。

風が強い日の対策テクニック

風が強い日は、スリットが開いてしまう心配がありますよね...

簡単にできる対策

  1. スリット部分に小さなスナップボタンを縫い付ける(必要に応じて留めたり外したり)
  2. レギンスやペチコートを履いておく
  3. スリットが浅めのスカートか、バックスリットを選ぶ

シーン別・スリット入りスカートの着こなし方

スリット入りのスカートは、合わせるアイテム次第でさまざまなシーンに対応できます♪

オフィスや仕事でも使える上品コーデ

職場でスリット入りのスカートを着る場合は、控えめなデザインを選びましょう。

ポイント

  • スリットは膝下〜膝上5cmまでの浅めが無難
  • バックスリットなら、より堅い職場でも安心
  • トップスはシャツやブラウスなど、きちんと感のあるもの
  • 色は白、ベージュ、ネイビーなど落ち着いたもの
  • 足元はパンプス(ヒール3〜5cm程度)

デートや女子会で華やかに見せる合わせ方

デートや女子会では、女性らしさを意識したコーディネートがおすすめです!

スリットの位置は膝上10cmくらいまでなら華やかな印象に。
ただし座る時間が長い場所へ行くなら、やや浅めを選んだほうが安心です。

☑ トップスはニットやブラウスなど柔らかい素材
☑ 少しゆったりしたシルエットのトップスでバランスを
☑ アクセサリーやバッグで華やかさをプラス
☑ 足元はヒールのあるパンプスやブーツでスタイルアップ

普段使いでカジュアルダウンする方法

普段着として着る場合は、リラックス感を出しましょう♪

カジュアルコーデのポイント

  • トップスはTシャツ、カットソー、パーカーなど
  • オーバーサイズのトップスで今っぽく
  • 足元はスニーカーやフラットシューズ
  • バッグはトートバッグやリュック

白のスニーカーは、どんな色のスカートとも相性がよいのでおすすめです!


季節ごとの着こなしポイント

季節によって素材や合わせるアイテムを変えることで、一年中楽しめます。

春は軽やかさを意識して

素材
コットンやリネンなど、さらっとした素材がおすすめ


明るいベージュや白、パステルカラーで春らしく

トップス
薄手のニットやブラウス、カーディガンを合わせて

足元
春用のブーツやパンプス、暖かくなったら素足にサンダルも◎

夏は涼しげな素材と色で

通気性のよいリネンやコットン、とろみ素材がおすすめ。
スリットがあることで風通しもよくなって快適です♪

色は白やベージュ、水色など爽やかな色を選ぶと涼しげな印象に。

トップスはノースリーブやフレンチスリーブなど涼しげなデザインを。
ただし冷房対策として薄手のカーディガンを持っておくといいですよ!

秋冬はタイツやブーツで暖かく

素材
ウールやコーデュロイ、厚手のニットで季節感を


ダークトーンやこっくりしたカラー

タイツ
スカートと同系色のタイツですっきりまとまる

ブーツ
ショートブーツでもロングブーツでも◎ スリットから少しブーツが見えるくらいのバランスがおしゃれです


スリットが開きすぎたときの応急処置

買ったスカートのスリットが思ったより深かった...そんなときに使える簡単な調整方法をご紹介します!

安全ピンで簡単に留める方法

最も手軽なのが、安全ピンで留める方法。

スリットの開き具合を確認しながら、好みの位置で内側から安全ピンで留めます。
外から見えないよう、スカートの裏側で留めるのがポイント!

ただし安全ピンは動いているうちに外れる可能性があるので、一時的な対処法として考えましょう。
薄い生地の場合は生地を傷めることがあるので注意を。

スリットを縫って調整するやり方

もっとしっかり調整したいなら、縫い留める方法があります。

手縫いでもミシンでもOK。
スリットの開き止まりから好みの位置まで縫い合わせます。

☑ スカートの素材と近い色の糸を使うと目立たない
☑ スカートの裏側から縫う

ただし一度縫うとスリットを深くすることはできなくなるので、慎重に位置を決めてから縫いましょう...

スリットなしに変える方法は?

スリットを完全になくしたい場合も、縫い合わせることで対応できます。

スリットの開き止まりから裾まで全て縫い合わせればスリットなしのスカートに。
ただしこの場合は歩きにくくなることを覚悟する必要があります。

またスカートのデザインによっては、スリットを縫い合わせると不自然になることも...スカートの形やシルエットをよく確認してから判断しましょう。


よくある疑問と悩みを解決

スリット入りのスカートについて、よくある疑問にお答えします!

スリット入りは何歳まで着られる?

「スリット入りは若い人のもの」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、実際には年齢制限はありません!

大切なのは、スリットの深さと全体のコーディネート。

年齢を重ねたら膝下あたりまでの控えめなスリットを選び、上品な着こなしを心がければOK。
バックスリットを選ぶと、より落ち着いた印象になりますよ♪

年齢よりも、自分が快適で自信を持って着られるかどうかが重要です。

歩きにくさを感じるときの対処法

スリット入りのスカートなのに歩きにくい...そんなときは?

チェックポイント

  1. スリットが浅すぎないか?(少し深く調整を検討)
  2. スカート自体がタイトすぎないか?(ワンサイズ大きめorストレッチ素材を選ぶ)
  3. ヒールが高すぎないか?(靴の高さを調整)

ただしスリットを深くしすぎると開きすぎてしまうので、バランスが大切です。

自転車や車の乗り降りで気をつけることは?

スリット入りのスカートで自転車に乗るのは、あまりおすすめできません...スリットが開いてしまい、危険な状況になる可能性があります。

どうしても自転車に乗る必要がある場合は、レギンスを履くなど対策をしましょう。

車の乗り降りでは

  • 乗り降りの際は、スカートを押さえながら動作する
  • 座席に座るときは、スリット部分を軽く押さえて座る

まとめ

スリット入りのロングスカートは、選び方と着こなし方を押さえれば誰でも上品に着こなせるアイテムです♪

大切なポイントをおさらい

☑ スリットの深さは身長や体型に合わせて選ぶ
☑ 素材と色で上品さをコントロールする
☑ インナー対策で安心して着こなす
☑ シーンに合わせてコーディネートを変える
☑ スリットの調整は簡単にできる

最初は控えめなデザインから始めて、慣れてきたら少しずつ挑戦してみてくださいね。

自分に合ったスリット入りのスカートを見つけて、おしゃれを楽しみましょう!