マーメイドスカートと骨格ストレートの基本知識
まずは、マーメイドスカートと骨格ストレートについて基本を押さえておきましょう。
マーメイドスカートとは?
マーメイドスカートは、腰から膝あたりまでは体にフィットし、裾に向かって広がるシルエットが特徴のスカートです。
人魚(マーメイド)の尾びれのようなラインから、この名前がつけられました。
女性らしい曲線美を強調できるデザインで、大人っぽく上品な印象を与えられます。
タイトスカートよりも動きやすく、フレアスカートよりも落ち着いた雰囲気になるため、オフィスからデートまで幅広いシーンで活躍するアイテムです♪
骨格ストレートタイプの特徴
骨格ストレートは、日本人に最も多いとされる骨格タイプです。
主な特徴はこちら。
☑ 上半身に厚みがある
☑ バストやヒップに立体感がある
☑ メリハリのある体型
☑ 筋肉がつきやすい
☑ 腰の位置が高い
☑ 膝下がすっきりしている
本来はスタイルの良さが際立つ体型なんです! ただし、体にフィットしすぎる服や、ボリュームのある服を着ると、かえって太って見えやすいという難点もあります。
骨格ストレートが抱えやすいスカート選びの悩み
骨格ストレートの方は、スカート選びで以下のような悩みを持ちがちです。
- タイトなシルエットだとお腹や腰回りのラインが強調される
- 薄手の素材では体の厚みが目立ちやすい
- ボリュームのあるデザインは下半身を大きく見せる
- ウエスト位置が合わないと胴長に見える
- 丈感を間違えると重心が下がって野暮ったい印象に
こうした悩みは、マーメイドスカートを選ぶ際にも同様に当てはまるため、注意が必要です。
結論:骨格ストレートにマーメイドスカートは似合う?
結論から言えば、骨格ストレートでもマーメイドスカートを着こなすことは十分に可能です!
基本的な相性は「条件付きで○」
骨格ストレートとマーメイドスカートの相性は、「条件付きで似合う」と言えます。
確かに、骨格診断の理論では骨格ウェーブが最も相性が良いとされています。
でも、デザインや素材、丈感を適切に選べば、骨格ストレートでも美しく着こなせるんです♪
重要なのは「何でも似合わない」と諦めるのではなく、自分の体型に合った選び方を知ることです。
似合わないと言われる理由
骨格ストレートに「マーメイドスカートは似合わない」と言われる理由には、きちんとした根拠があります。
- 裾の広がりが下半身にボリュームを持たせるため、もともと立体感のある骨格ストレートには重たい印象になりやすい
- 体にフィットする部分が多いデザインのため、厚みのある上半身や腰回りのラインを拾いやすい
- 薄手の素材や柔らかい生地が多く、体型がそのまま表れてしまいがち
でも、これらの問題はすべて「選び方」で解決できます!
選び方次第で十分着こなせる♪
素材に適度なハリがあるものを選んだり、フレアの広がりが控えめなデザインを選んだりすることで、骨格ストレートでもすっきりと着こなせます。
また、トップスとのバランスや小物使いを工夫すれば、縦のラインを強調して着痩せ効果も期待できるんです。
つまり、「似合わない」のではなく「似合うものを選べていない」だけなんですね。
骨格ストレートがマーメイドスカートで悩みがちな3つのポイント
骨格ストレートの方がマーメイドスカートを着る際に直面する、具体的な悩みを見ていきましょう。
①タイトすぎるとお腹や腰回りの張りが強調される
マーメイドスカートは腰回りにフィットするデザインが基本です。
そのため、タイトすぎるものを選ぶと、骨格ストレート特有のお腹や腰回りの立体感が強調されてしまいます...
特に食後や座った時に、お腹周りのラインが気になってしまう経験がある方も多いのではないでしょうか? 体にぴったりと張り付くようなシルエットは、かえってボディラインを目立たせる原因になります。
②薄手素材だと体の厚みが目立つ
骨格ストレートは上半身に厚みがあるのが特徴です。
そのため、薄手の素材やペラペラした生地のマーメイドスカートを選ぶと、体の立体感がそのまま表れてしまいます。
シフォンやレーヨンなど、柔らかく体に沿う素材は特に注意が必要! 生地が体のラインを拾ってしまい、思った以上に太って見える原因になります。
③フレアが強いと下半身が大きく見える
マーメイドスカートの裾のフレアが強すぎると、下半身全体のボリュームが増してしまいます。
骨格ストレートはもともとヒップに丸みがあり立体的なため、さらにフレアで広がりを加えると、下半身が大きく見えがちです。
バランスが悪くなり、全体的に重たい印象になってしまいます...
骨格ストレートに似合うマーメイドスカートの選び方【3つのコツ】
ここからは、上記の悩みを解決する具体的な選び方をご紹介します♪
①セミタイト寄りのマーメイドラインで縦ラインを強調
タイトすぎず、適度にゆとりのあるセミタイト寄りのマーメイドラインを選びましょう!
完全にボディラインに沿うタイトなものではなく、腰回りに少しだけゆとりがあるデザインがおすすめです。
これにより、お腹や腰回りの張りが強調されず、むしろ縦のラインが強調されてすっきりと見えます。
「マーメイドライン」と一口に言っても、フィット感にはさまざまなレベルがあります。
試着の際は、座ったり歩いたりして、窮屈さを感じないかどうか確認してくださいね。
②適度に厚みとハリのある素材を選ぶ
素材選びは最も重要なポイントです! 適度に厚みとハリのある素材を選ぶことで、体型を拾わずきれいにまとまります。
おすすめ素材
- ウール混
- ツイル
- ポンチ素材
これらの素材は適度な張りがあり、体のラインをそのまま出さずに、美しいシルエットを作ってくれます♪
避けたい素材
- シフォン
- レーヨン
- 薄手のジャージー素材
これらは体に沿いすぎて、厚みのある体型を強調してしまいます。
③ミモレ丈×控えめフレアで上品にまとめる
丈感とフレアの広がりのバランスも重要です。
ミモレ丈(ふくらはぎの真ん中あたりの長さ)を選び、裾のフレアは控えめなデザインにすると、上品で大人らしい印象になります。
この組み合わせなら、下半身が大きく見えることなく、女性らしさを演出できるんです♪
ロング丈にすると重心が下がり、野暮ったく見えやすくなります。
逆にミニ丈のマーメイドスカートは、腰回りのボリュームが強調されるため避けた方が無難です。
骨格ストレートが避けるべきマーメイドスカートのNG例
似合うデザインを知ったところで、逆に避けるべきデザインも押さえておきましょう!
ボディラインをそのまま拾うタイトすぎるデザイン
体にぴったりと張り付くような、タイトすぎるデザインは避けてください。
骨格ストレートは立体的な体型のため、タイトすぎるとお腹、腰、ヒップのラインがすべて強調されてしまいます...特に伸縮性の高いニット素材でタイトなものは要注意です!
「体のラインを出す=スタイルが良く見える」とは限りません。
むしろ、適度なゆとりを持たせた方が、全体のバランスが良くなります。
体の厚みを目立たせる薄手素材
薄手で柔らかい素材は、骨格ストレートには不向きです。
- シフォン
- レーヨン
- 薄手のコットン
- 透け感のある素材
これらは体の厚みをそのまま表してしまいます。
風になびくような軽やかさは魅力的ですが、骨格ストレートが着ると、かえって重たく見えてしまうのです。
フレア広がりすぎのデザイン
裾が大きく広がるデザインも避けた方が良いでしょう。
マーメイドスカートの中には、裾がかなり広がるものもあります。
こうしたデザインは、下半身のボリュームを必要以上に強調してしまい、全体のバランスが崩れる原因に...
特に明るい色や柄物でフレアが強いと、視線が下半身に集中してしまうため注意が必要です!
重心が下がるロング丈
足首まで隠れるようなロング丈のマーメイドスカートも、骨格ストレートには向いていません。
ロング丈は重心が下がり、せっかくの高い腰位置という長所を活かせなくなります。
また、丈が長いと全体的に重たい印象になり、野暮ったく見えてしまうのです。
骨格ストレートは膝下がすっきりしているのが特徴なので、その部分を見せる丈の方がバランスが良くなりますよ♪
骨格ストレート向け!マーメイドスカートの着痩せコーデ術
選び方が分かったところで、実際のコーディネート術をご紹介します!
トップスはコンパクトにまとめてIラインを作る
マーメイドスカートを着る時は、トップスをコンパクトにまとめることが鉄則です。
おすすめトップス
- ジャストサイズのブラウス
- タイトなニット
- コンパクトなカットソー
上半身をすっきりと見せるアイテムを選びましょう。
これにより、全体のシルエットが縦長のIラインになり、スタイルアップ効果が期待できます♪
オーバーサイズのトップスやボリュームのあるニットを合わせると、上下ともにボリュームが出てしまい、全体が膨張して見えてしまいます。
縦ラインを強調する小物使い
縦のラインを意識した小物使いも効果的です!
☑ 長めのネックレス
☑ ストールを垂らして着用
☑ 縦長のトートバッグやショルダーバッグ
☑ 細めのベルトでウエストにメリハリ
こうした小物を使うと、視線が縦に誘導されてスタイルアップにつながります。
足元は華奢見えする靴を選ぶ
足元の選び方も、全体のバランスに大きく影響します。
ヒールのあるパンプスやサンダルを選ぶと、脚長効果があり全体がすっきりして見えます♪ 特に、ヌーディーなベージュ系のヒールは、脚のラインを長く見せる効果が高いのでおすすめです!
逆に、ボリュームのあるスニーカーや厚底シューズは、マーメイドスカートとのバランスが難しくなります。
重心バランスを整える色使いのコツ
色の選び方でも、スタイルアップを図れます。
- 上半身を明るい色、下半身を暗い色にする
- モノトーンなら黒やネイビーのスカートで引き締める
- スカートを明るい色にすると下半身に視線が集まるため避ける
視線が上に集まると重心が上がって見えるので、このポイントを意識してみてくださいね。
お腹・腰回りをカバーするトップスの選び方
お腹や腰回りが気になる方は、トップスの選び方で上手にカバーできます!
ウエストインする場合は、少しブラウジングさせて(引き出して)着ると、お腹周りのラインが目立ちにくくなります。
また、トップスの裾がちょうどウエスト位置にくる丈のものを選ぶのも効果的です。
逆に、腰骨あたりまで隠れる長めのトップスは、スカートとのバランスが悪くなるため避けましょう。
季節別・シーン別マーメイドスカートコーデ例
季節やシーンに応じた着こなしのポイントをご紹介します♪
春夏:軽やかに見せるトップスの合わせ方
春夏は、軽やかさを意識したコーディネートがおすすめです!
白やベージュなど明るい色のコンパクトなブラウスを合わせると、清潔感のある爽やかな印象になります。
ノースリーブのトップスなら、さらにすっきりとした印象に仕上がりますよ。
足元はサンダルやパンプスで軽やかにまとめましょう。
ただし、上半身が露出しすぎると骨格ストレートは逆に太って見えるため、デコルテが開きすぎないデザインを選んでくださいね。
秋冬:着膨れしないアウターとの組み合わせ
秋冬は、アウター選びが重要になります。
ノーカラーコートやテーラードジャケットなど、すっきりとしたシルエットのアウターを選びましょう! 丈はヒップが隠れる程度の長さが、マーメイドスカートとのバランスが良くなります。
ボリュームのあるダウンコートやオーバーサイズのコートは、全体が着膨れして見えるため注意が必要です。
オフィス:きちんと感を出すポイント
オフィスでは、きちんと感のある着こなしを心がけましょう。
おすすめカラーコーディネート
- ネイビーや黒、グレーのスカート
- 白やベージュのブラウス
この組み合わせなら、清潔感がありながら女性らしい印象になります♪
足元はヒールのあるパンプスで、品の良さを演出してください。
アクセサリーは控えめにして、シンプルにまとめるのがポイントです。
デート・お出かけ:女性らしさを引き立てる着こなし
デートやお出かけでは、女性らしさを前面に出した着こなしが効果的です!
淡いピンクやベージュなど、柔らかい色のマーメイドスカートに、コンパクトなニットを合わせると、上品で女性らしい印象になります。
小ぶりのバッグとヒールのある靴で、きちんと感を保ちながら華やかさをプラスしましょう♪
マーメイドスカート以外で骨格ストレートに似合うスカートは?
マーメイドスカート以外の選択肢も知っておくと便利です。
タイトスカート:最も得意なアイテム
骨格ストレートが最も得意とするのは、タイトスカートです!
縦のラインを強調できるタイトスカートは、メリハリのある体型を美しく見せてくれます。
特に、膝丈のタイトスカートは、骨格ストレートの長所である膝下のすっきりとしたラインを活かせる最強アイテムです♪
ハリのある素材を選べば、体型を拾わずきれいなシルエットを作れます。
Aラインスカート:すっきり見える選び方
Aラインスカートも、選び方次第で着こなせます。
☑ 広がりすぎないAライン
☑ 丈は膝丈からミモレ丈
☑ 素材はハリのあるもの
☑ ウエスト位置はジャストサイズ
ふんわりと広がるボリュームのあるAラインスカートは、下半身を大きく見せてしまうため避けてください。
プリーツスカート:ハリ感素材なら◎
プリーツスカートは、素材選びが重要です!
ハリのある素材のプリーツスカートなら、縦のラインが強調されてすっきりと着こなせます。
丈は膝下からミモレ丈を選び、プリーツの幅は細かすぎないものが良いでしょう。
柔らかい素材のプリーツスカートは、体の厚みを拾いやすいため注意が必要です。
避けたいスカートの種類
骨格ストレートが避けた方が良いスカートもあります。
- ティアードスカート
- フリルが多用されたスカート
- ギャザーがたっぷり入ったスカート
- マキシ丈のスカート
これらはボリュームが出すぎて全体が膨張して見えたり、重心が下がって野暮ったく見えたりします。
体型別・身長別の着こなし調整ポイント
個々の体型や身長に合わせた調整方法をご紹介します!
お腹・腰回りの張りが気になる人向けの対策
お腹や腰回りの張りが特に気になる方は、以下の工夫が効果的です♪
- トップスをウエストインする際は、少しブラウジングさせる
- ダークカラーのマーメイドスカートを選ぶ
- 縦のストライプ柄や縦長の装飾があるデザインを選ぶ
これだけで、お腹周りのラインが和らぎます!
体の厚みをカバーするレイヤードテクニック
上半身の厚みが気になる場合は、レイヤードで視線をずらす方法があります。
薄手のカーディガンやジャケットを羽織ることで、体の厚みが目立ちにくくなります。
ただし、厚手のものやボリュームのあるものは逆効果なので、あくまでも薄手でコンパクトなものを選んでくださいね。
縦長のネックレスやストールを使って、視線を縦に誘導するのも有効です♪
下半身をすっきり見せる全体バランスの取り方
下半身をすっきり見せるには、全体のバランスが重要です!
トップスとボトムスの色のコントラストをつけすぎないようにすると、全体が一体化して縦長に見えます。
例えば、黒のマーメイドスカートにグレーのトップスを合わせるなど、トーンを揃える方法が効果的です。
また、足元は肌の色に近いヌーディーなカラーの靴を選ぶと、脚が長く見える効果があります。
低身長さん・高身長さん別の丈感調整
身長によって、最適な丈感は変わってきます。
低身長の方
膝下からふくらはぎの中間あたりの丈を選ぶと、脚が長く見えます。
あまり長すぎる丈は、全体のバランスが悪くなるため避けましょう。
高身長の方
ミモレ丈からロング丈まで幅広く選べます。
ただし、マーメイドスカートの場合は、重心が下がりすぎないようミモレ丈を基本にした方が、すっきりとした印象になります♪
よくある質問Q&A
マーメイドスカートに関するよくある質問にお答えします!
Q1:骨格ストレートでもロング丈マーメイドスカートは着られる?
ロング丈のマーメイドスカートは、骨格ストレートにはあまりおすすめできません。
重心が下がって野暮ったく見えやすく、せっかくの高い腰位置という長所を活かせないためです。
どうしても着たい場合は、ヒールの高い靴を合わせて重心を上げる工夫をしましょう!
ミモレ丈の方が、骨格ストレートの良さを引き出せます。
Q2:ニット素材のマーメイドスカートはどう?
ニット素材のマーメイドスカートは、種類によって判断が分かれます。
薄手でやわらかいニットは、体のラインを拾いすぎるため避けた方が良いでしょう。
一方、ポンチ素材のような厚手でハリのあるニットなら、骨格ストレートでも着こなせます♪
必ず試着をして、体型を拾わないかどうか確認してくださいね。
Q3:自分の骨格タイプがよく分からない時は?
自分の骨格タイプが分からない場合は、専門家の診断を受けるのが確実です。
骨格診断のサロンや、百貨店などで実施されている診断サービスを利用すると良いでしょう。
また、オンラインでのセルフ診断も参考になります!
ただし、最終的には自分が着て心地よく、自信が持てる服を選ぶことが最も重要です。
Q4:マーメイドスカートを着ると太って見える原因は?
マーメイドスカートで太って見える主な原因は3つあります。
- 素材が柔らかすぎて体のラインを拾ってしまう
- フレアの広がりが強すぎて下半身が膨張して見える
- トップスとのバランスが悪く、全体のシルエットが崩れている
これらを意識して選べば、太って見える問題は解決できます!
Q5:ウエスト位置はどこがベスト?
骨格ストレートの場合、ジャストウエストが基本です。
もともと腰の位置が高い骨格ストレートは、ハイウエストのデザインを選ぶと胴長に見えてしまいます...逆にローウエストも、重心が下がってバランスが悪くなります。
自然なウエスト位置にくるデザインを選ぶことで、美しいプロポーションを保てますよ♪
まとめ:骨格ストレートでもマーメイドスカートを楽しもう♪
骨格ストレートだからといって、マーメイドスカートを諦める必要はありません!
重要なのは、この3つのポイントを押さえることです。
☑ セミタイト寄りのシルエット
☑ ハリのある素材
☑ ミモレ丈×控えめフレア
これらを意識して選べば、お腹や腰回りの張り、体の厚み、下半身の大きさといった悩みをカバーしながら、女性らしく上品な着こなしができます♪
トップスはコンパクトにまとめ、縦のラインを意識したコーディネートを心がけましょう。
色使いや小物使いでさらにスタイルアップを図れば、自信を持ってマーメイドスカートを楽しめるはずです!
自分の体型の特徴を理解し、それに合った選び方をすることが、おしゃれを楽しむ第一歩です。
ぜひこの記事を参考に、マーメイドスカートのコーディネートに挑戦してみてくださいね♪